金属材料研究所 附属産学官広 域連携センター 「次世代機能材料分野」

 アモルファス合金は、高い強度と、耐食性や優れた軟磁気特性などに優れた性質を 持っています。また金属ガラスはアモルファス合金の一種でありながら大きな塊の材料として入手でき、酸化物ガラスやプラスチックと同様にガラス遷移挙動を示し、射出成形やトランスファー成形によってナノメートルオーダーの超微細・精 密成形加工が可能です。
 この優れた特性を持った新しい材料であるアモルファス合金・金属ガラスの、材料とその加工技術の開発、応用開発に取り組んでいます。

金属ガラスとは?

 金属ガラスは、結晶構造を持たないアモルファス金属の一種で、高強度(強く)、低ヤング率(しなやかで)、高耐食性(錆び難い)、優 れた磁気特性(高透磁率、低保磁力)など、従来の結晶材料に比べて優れた高機能特性を示すと共に、ガラス遷移温度(組成により100〜400℃程度)の温 度領域で水飴のように大きな変形が可能なことから高精度・省エネ加工性をも有する、21世紀に最も期待される金属材料の一つとして、多くの産業分野への応 用が期待されています。

最新情報&更新情報

2013.7.24-26 金 研夏期講習会が開催されます(神戸市:兵庫県立工業技術センタ
2013.7.23 東 北大金研関西センターと兵庫県立大学ナノ・マイクロ構造科学研究センターとの合同講演会
2013.7.19 日本塑性加工学会 ナノ・マ イクロ加工分科会(兵庫県立大学書写キャンパス)
2013.6.7 受賞:日本塑性加工学会大賞 早乙女教授(超塑性ナノ・マイクロ成形加工技術の研 究開発)